青森白日会グループ絵画展 第12回 百石町展示館 2015.8.8 街ではレベルの高い展覧会。ただただ感動、感激、敬服のみ！ 岩渕一憲 （弘前市） 小林孝男 （十和田市） 神貴美子 （五所川原市）杉山牧人 （野辺地町） 徳田良子 （黒石市） 成田昭美 （青森市） 三橋文彦 （青森市） 横山哲則 （青森市） 吉田幸子 （八戸市） 吉野仁太郎（十和田市） 渡辺順江 （弘前市） 代表：岩渕一憲 事務局：三橋文彦  岩渕一憲「冬の朝」  小林孝男「春花 石ケ戸の流れ」  神貴美子  杉山牧人「サーカス No.1」  徳田良子「耳を澄ませば」  徳田良子「coffee time」  成田昭美「晩秋」  三橋文彦「アトリエ－Collection」  三橋文彦「アトリエ－Collection」の中の壁絵  三橋文彦「野の花の精」  横山哲則「扉」  横山哲則「人物」  吉田幸子  吉野仁太郎「根雪に」  渡辺順江「アニメの吸引力」 すべて具象画で、日展系の正統派といった、優れた技量で感動を与える作品群。横山、徳田、三橋各氏の作品は、どこから眺めても色彩がきれいでバランスよくリアルで、かつポエジーを放つ作品群。岩渕、神各氏は、近くで形態と色彩を味わいながら、離れると何とも強烈な光やボリュームでリアル感に圧される。 また、風景画ファンは、小林、吉野各氏の、素晴らしい技巧。草木の詳細な描写は、ほんとにつやのある生の草木であり、匂いが漂ってきそうな思いになる。渓流の流れと傾斜、土地のの遠近感と空に雲、ああ、実に堪らない。 成田、杉山各氏の静物画の職人肌の技巧もしかり。よくこうも精密に描けるものだと、ただただ感激のみ！ こと、人物や風景、静物に関しては、絵画は写真以上にものを語っている。各存在性、それゆえの実在性、全体の関連、それゆえの物語を語っているのだ。吉田氏の絵は、鑑賞者それぞれが触発されて自らの物語を顕現させてくれているに違いない。 |